2017年3月27日

非日常感に浸れるアメリのサントラCD



中古のインポート版ですが、なんと1円でした。即買いました。
数年前に買おうか迷っていた時はこんな値段ではなかったはず。。
ファンとしては少し複雑です。。

「アメリ」とは15年ぐらい前にヒットしたフランス映画です。
15年経った今でも私の中でNo.1の映画です。

この間最終回を迎えた『カルテット』を毎週楽しみに見ていたのですが、なぜだか思い出してアマゾンで検索したら見つけたのでした。



育った環境のせいで人とうまく関われない女の子が、こっそり人助けすることで周囲と調和できるようになり、自分に似たタイプの男性と出会って恋に落ちてハッピーエンド、というお話です。

登場人物が、みんな何かしら心に闇を抱えていて、ブラックユーモア的な要素もあり、全体的に陰鬱な雰囲気で始まるのですが、最後にはほっこり温かな気分になれます。

トイカメラで撮った写真のような黄みがかった雰囲気、ノスタルジックなアコーディオンの音色、アンティークな雑貨やインテリア。非日常感がたまらないです。

そして、アメリ役のオドレイ・トトゥのかわいいこと!



美術を担当されたのはドイツ人のイラストレーターでミヒャエル・ゾーヴァさんという方なのですが、何と実際の絵を生で見る機会がありました。もう何年も前の話ですが。京都の伊勢丹にある美術スペースで展覧会があったのです。感激しました。

こちらはゾーヴァさんの画集から。豚がよく登場します。
絵のタイトルは『夏の夜』


スープのに小さな豚がいます。『スープ豚』


アメリの部屋にもランプを持った豚の置物があります。

ゾーヴァさん、結構ご高齢のはずですが、最近も活動されているんでしょうか?
検索しても最近の情報を見つけられませんでした。


さて、肝心のサントラですが、このCD、アメリを見ていなくても引き込まれる曲ばかりだと思います。
ヤン・ティルセンという、フランスの作曲家の方の作品なのですが、せつないような、懐かしいような、うまく表現できないけれど、心がぐっと掴まれる曲ばかりなのです。

とくにこの曲。『Comptine d'un autre été, l'après-midi』というタイトルなのですが、ネットで翻訳してみたら『もう一つの夏の歌、午後』という意味でした。そんな意味だったなんて初めて知りました。タイトルもいいですね。



ヤン・ティルセンの動画を探す為に『ヤン・ティルセン』と検索したら、なんとカルテットと関連付けられていてびっくり。第4話でヤン・ティルセンの曲が使われていたらしいです。なんか嬉しい。

ヤン・ティエルセン
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ミヒャエル ゾーヴァ(イラスト) , 那須田 淳(序論) , Michael Sowa(原著)
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