図書館で借りてきたこの本、
「怖い絵」シリーズの中野京子さんの本です。
「怖い絵」は“グロ”の部分が多かったですが、
こちらは全体的に“エロ”です。
特に前半は、もう“エロ”しかありません。
ギリシャ神話篇、ということで、
ギリシャ神話をモチーフにした名画の解説本なのですが、
そもそもギリシャ神話の神々は、欲望の赴くままに行動し過ぎです。
これでどうして神なのか、理解に苦しむところです。
西洋人と東洋人の感覚の違いなのでしょうか・・・?
あ、でもインドの神様たちも激しそうだな。
残念なことに、絵を見ながら文を読む、という構成になっておらず、
各章のタイトルの後にいきなり絵の解説に入るので、
ギリシャ神話にそれほど詳しくない私にとっては、
文章を読んだだけではいまいちイメージがつかめず、
絵の世界観に浸って読むことができませんでした。
何故こんな構成にしたんでしょうかね。。。もったいない。
掲載されていた絵の一部です。
セスト『レダと白鳥』
Cesare Da Sesto [Public domain], via Wikimedia Commons
ティントレット『天の川の起源』
Tintoretto [Public domain], via Wikimedia Commons
ジャン・ブロック『ヒュアキントスの死』
Jean Broc [Public domain], via Wikimedia Commons
エロだけではありません。
伝ピーテル・ブリューゲル『イカロス墜落のある風景』
Pieter Bruegel the Elder (1526/1530–1569) [Public domain], via Wikimedia Commons
カラヴァッジョ『ナルシス』
Caravaggio [Public domain], via Wikimedia Commons
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中野京子さんの本