アスタルテ書房さん。
よく耽美的とか、退廃的なテーマを扱っている古書店、
というように紹介されていて、
そういうものがお好きな方には全国的に有名らしいです。
エログロ的な美しさをほとんど解さない私ですが、
インパクトを求めて訪れてみました。
小さな看板さえも出ておらず、
住所しか調べていかなかったので、
同じ通りを行ったり来たり。
どうもこの建物らしい、と、
ヤマト運輸の右側にある扉から中に入ってみると・・・
あった!
ごく普通のマンションの2階のようです。
階段を上り、恐る恐る扉を開け・・・
一旦閉めました。
もう一度そおっと扉を開けると・・・
そこには、
このアパートの扉からは想像がつかない、異空間が広がっていました。
靴を脱いでスリッパに履き替えます。
扉を開けた真正面に店主の方が、
独特のオーラを放ちながら座っておられたので、
写真を撮る勇気がありませんでした。無念。
カチカチカチと、時計の針が刻む音と、オペラの音色。
妖しい雰囲気の本たち。
独特なオーラの店主。
なんか、すごいぞ。。。
私たちの様な平凡な人種が居てもいいところなのか・・・?
でも、ぐるっと回ってみると、
エロマニアックな本ばかりではなく、
割と最近の普通の小説や、美術書などもたくさん置いてあり、
500円の「仏陀の一生」だか、そんな感じのあやしい洋書を
買おうか?・・・いるんかな?と
さんざん迷った挙句、何も買わずにそっとお店を後にしました。
後で友人に感想を聞くと、
たまたま手に取った、江戸川乱歩のエログロ漫画が衝撃だったらしく、
思うに彼女は近いうちにそちらの世界へ行かれるんではないかと。ふふ。
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