2012年4月8日

退廃的異空間アスタルテ書房へ

前回の記事の続きです。

アスタルテ書房さん。
よく耽美的とか、退廃的なテーマを扱っている古書店、
というように紹介されていて、
そういうものがお好きな方には全国的に有名らしいです。
エログロ的な美しさをほとんど解さない私ですが、
インパクトを求めて訪れてみました。

小さな看板さえも出ておらず、
住所しか調べていかなかったので、
同じ通りを行ったり来たり。
どうもこの建物らしい、と、
ヤマト運輸の右側にある扉から中に入ってみると・・・


あった!
202号室?

ごく普通のマンションの2階のようです。
階段を上り、恐る恐る扉を開け・・・
一旦閉めました。

もう一度そおっと扉を開けると・・・
そこには、
このアパートの扉からは想像がつかない、異空間が広がっていました。

靴を脱いでスリッパに履き替えます。
扉を開けた真正面に店主の方が、
独特のオーラを放ちながら座っておられたので、
写真を撮る勇気がありませんでした。無念。

カチカチカチと、時計の針が刻む音と、オペラの音色。
妖しい雰囲気の本たち。
独特なオーラの店主。

なんか、すごいぞ。。。

私たちの様な平凡な人種が居てもいいところなのか・・・?

でも、ぐるっと回ってみると、
エロマニアックな本ばかりではなく、
割と最近の普通の小説や、美術書などもたくさん置いてあり、
500円の「仏陀の一生」だか、そんな感じのあやしい洋書を
買おうか?・・・いるんかな?と
さんざん迷った挙句、何も買わずにそっとお店を後にしました。

後で友人に感想を聞くと、
たまたま手に取った、江戸川乱歩のエログロ漫画が衝撃だったらしく、
思うに彼女は近いうちにそちらの世界へ行かれるんではないかと。ふふ。


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