2012年11月29日

山科の毘沙門堂に行ってきました。

先週末、友人と京都山科にある毘沙門堂に行って来ました。
JR京都駅で待ち合わせ後、1駅先の山科駅へ。
紅葉シーズン真っ只中の快晴の日。
京都駅は尋常ではない混雑ぶりでしたが、
山科駅はそこそこ混んでいたものの全然マシでした。
1駅違いでこんなに差があるとは。

山科駅前で腹ごしらえ後、毘沙門堂へ。
ゆるやかな坂道を歩くこと20分ぐらいで到着。



ここからさらに階段を登って行きます。



紅葉はもう終わりかけかな、と思ってたんですが何とか間に合ったみたいです。
太陽の光が当たってキラキラしてました。別世界にいるみたい。

しかし太陽の光が強すぎて全部白とびした写真になってしまいました。無念。
肉眼ではもっと赤々と絢爛豪華な景色だったんですが。。





本堂ではお坊さんが有名な襖絵や板戸の鯉などの説明をしてくださいました。
いわゆるトリックアートのようなもので、見る角度によって大きさや長さが変わって見えるというものです。
(ちなみに一部こちらに載っていました。
→http://bishamon.or.jp/newpage4.html)

鯉の方はなんとなくわかったけど襖絵の方はいまいちピンときませんでした。
鑑賞のセンスがないんですね。きっと。

それより驚いたのがご本尊の毘沙門天さんの御開帳が333年に一度だということ。
で、直近が14年前(たぶん)だとのこと。
というわけで、死ぬまでにもう拝見することができないようです。
見れないと思うと無性に見たくなりますね。
身の丈7cm程ということにも衝撃を受けました。
なんとかわいらしいサイズ。
そんな小さな毘沙門天さんがこの扉の向こうにちょこっと座っておられるなんて。。
(ちなみに、毘沙門天さんはこのイケメン像の後ろの扉の向こうにおられるそうです。
→http://bishamon.or.jp/newpage1.html)


毘沙門天の紅葉を堪能後、
今度は山科駅から地下鉄で3駅の小野駅にある、
随心院と勧修寺へ向いました。

随心院は小野小町の邸跡だそうで、石碑が立っていました。


『花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに』

暮れかけた日の中で見る紅葉もなかなか良い感じです。
光が直接当たらない方が鮮やかに見えるのかなー?



閉館時間が迫っていたせいなのか観光客がほとんどおらず、
静かに堪能できました。


門付近の丸いものはお坊さんの頭ですね。

時間がないので中には入らず勧修寺へ向います。
チラシの案内によると、
『蓮や梅、桜や睡蓮などの四季折々の花に彩られ、平安時代の風景を今に伝える数少ない古刹。』
とのことで興味津々だったのですが、
閉館前だったのでこちらでも中には入らず、門の外から覗くだけにしました。
紅葉の時期じゃなくても堪能できそうなので、機会があればまたゆっくり来てみたいなー。



というわけで、2012年の京都紅葉見学は終了。
紅葉の時期の京都にいると思えないぐらいゆっくり堪能できました。
メジャーなところからちょっと外れるだけでこんなに違うとは。。


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